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コラム「成功就活2010」第11回
2009年3月24日
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之

合説は宝の山

今回は合同企業説明会のメリットについて 取り上げたいと思います。ここ最近、就活生と面談していて思うのは、合同企業説明会の価値に対する認識 と理解がなさすぎることです。それを一番象徴するのは、最初から志望業界以外の会社のブースを訪ねな い学生があまりに多いことと、そもそも合同企業説明会自体への参加率が非常に低くなっていることです。

当初から志望する業界だけに絞って 合説を利用する人は、その選択が本当に正しいのかを確認する意味でも、 もっと多くの業界の企業の話を聞くべきでしょう。皆さんの先輩の多くが、 就活を始める時にはその存在すら知らなかった業界の企業に就職して、今現在充実した 職業生活を送っている事実からも、初期の志望先だけにこだわる就活は自己の可能性を 狭めることになりかねないリスクが潜んでいます。

また、そもそも合 説自体に重きを置かない人は、企業選択のための情報収集ルートの優先順位とバラ ンスについて再考すべきでしょう。新聞や雑誌などの活字情報やインターネットで手 に入る情報に重きを置きすぎると極めて偏った判断に陥る危険性があります。もっと バランスのとれた情報収集を心がけるべきで、特に、人からの情報(合説・先輩訪問 ・セミナー等)は、実際の経験に基づく情報であり、参考情報としては大きな価値が あります。

さらに、 面接場面では得にくい就活生同士の学校を超えた人的ネットワークづくりや就職後 にも役立つ種々の業界情報の蓄積など、合説ならでは利用価値は山のようにあります 。特に、年齢の離れた社会人と接触経験の少ない人にとっては、面接への「肩慣らし 」的な利用価値も合説にはあります。とにかく、合説は活用の仕方によっては、計 り知れない価値を生み出す、言わば「宝の山」です。是非、もっともっと合説を利 用して頂きたいものです。

今回のコラムについてご意見・ご感想をお寄せください。ではまた。

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著者プロフィール
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之
二瓶正之(にへい まさゆき)
1953年生まれ。新潟県出身。明治大学大学院経営学研究科博士課程修了後、短大講師を経て、日本能率協会でエネルギー 関連企業の組織診断調査とコンサルティングに携わった後、研修プログラム開発と雑誌『人材教育』創刊に関わる。その後、 ㈱日経リサーチに転じ、組織診断調査およびコンサルティングに従事。1997年に大手アミューズメント企業にスカウトされ、 能力開発担当マネジャー・営業部長代行・採用担当マネジャー・関連会社教育事業部長を歴任した後、 2007年㈱新東通信のシンクタンク部門として人間力経営総合研究所が設立されると共に、所長に就任。 著書に『経営戦略の実現と戦略マインドの醸成』(日本能率協会)、『経営行動科学辞典』(創成社)、『賢者180名命の言葉』(徳間書店)がある。
人間力経営総合研究所
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