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コラム「成功就活2010」第5回
2008年12月18日
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之

自己分析は4つの視点で

今回は「自己分析」について 取り上げてみたいと思います。就活をスタートさせる時に、真っ先に取り組むべきテーマが 「自己分析」です。自己分析と言うと、少し難しそうなイメージですが、簡単に言いかえれば、 「自己を知る」ということです。なぜ、自己を知ることが就活のスタート時に必要なのかというと、 どの企業にしようかという企業選択に入るには、まず、あなたが目指す生き方を決めなければ ならないからです。あなたがこれからどんな生き方をしたいのか、どんな職業生活を送りた いのか、ということについて、ある程度の考えやイメージを持っておかないと、就活の方向性が 定まらず、目隠し状態のままで就活を進めることになって、就活終了後に必ず後悔をすること になります。あなたの人生にとって、最も大切なことは、あなたがどう生きるのかであって、 どの会社に入るかではありません。この優先順位を間違うと、あなたの就活は、実に底の浅いものになってしまいます。

あなたは、これから どんな生き方をしたいと考えていますか。あるいは、どんな生き方が、あなたらしい 生き方だと思いますか。この問いに答えるためには、まずは、あなた自身のことを深く 掘り下げて見つめなおすことが必要です。その見つめなおす視点は次の四つの問いから アプローチできます。一つは、「あなたの得意なこと、強みは何ですか」ということです。 二つ目は、「あなたは何をしたいのですか、そして、そのことをしたい理由は何ですか」と いうことです。三つ目は、「あなたは何をしている時に、充実感や有意義感を感じられますか」 ということです。四つ目は、「あなたは人とどういう形で関わる時に一番あなたらしさを 表現できますか」ということです。この四つの問いから、あなた自身を掘り下げていくことで、 あなた自身を知ることができます。そこから、あなたが目指すべき生き方が見えてくるはずです。

この四つの問いについて、少し 補足説明をしておくと、一つ目の問いは、あなたの「才能」や「能力」についての 自己イメージを確認する問いです。周りの評価ではなく、あなた自身がどう思うかが 大事です。二つ目の問いは、あなたの「動機構造」、つまりどういうことでモチベー ションがアップするのかということを確認する問いです。三つ目の問いは、あなたの 「価値観」や「信念」を確認する問いです。そして、四つ目の問いは、あなたにフィ ットする対人関係の形を通じて「あなたらしさ」を確認する問いです。この四つの問い の答えが重なる中心部分に、あなたの目指すべき生き方のコアエッセンスがあります。 そして、そのコアエッセンスを軸にした生き方こそ、あなたらしい生き方であり、あな たを生かす生き方と言えるでしょう。

今回のコラムについてのご意見・ご感想をお寄せください。ではまた。

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著者プロフィール
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之
二瓶正之(にへい まさゆき)
1953年生まれ。新潟県出身。明治大学大学院経営学研究科博士課程修了後、短大講師を経て、日本能率協会でエネルギー 関連企業の組織診断調査とコンサルティングに携わった後、研修プログラム開発と雑誌『人材教育』創刊に関わる。その後、 ㈱日経リサーチに転じ、組織診断調査およびコンサルティングに従事。1997年に大手アミューズメント企業にスカウトされ、 能力開発担当マネジャー・営業部長代行・採用担当マネジャー・関連会社教育事業部長を歴任した後、 2007年㈱新東通信のシンクタンク部門として人間力経営総合研究所が設立されると共に、所長に就任。 著書に『経営戦略の実現と戦略マインドの醸成』(日本能率協会)、『経営行動科学辞典』(創成社)、『賢者180名命の言葉』(徳間書店)がある。
人間力経営総合研究所
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