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コラム「成功就活2010」第8回
2009年2月2日
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之

論作文7つのポイント

まず、最初に、隔週掲載の このコラムを3日遅らせてしまったことを、読者の方々にお詫びします。 不覚にも風邪をこじらせてしまい、5日間何もできず、木曜日の更新日に間に 合わせることができませんでした。健康管理も含め、二度とこのようなことの ないように努めますので、どうかご容赦ください。

さて、今回は、「論・作文」に ついて取り上げたいと思います。最近、採用場面で「小論文」や「作文」を実施する 企業が急増しているという話をよく聞きます。その理由は、第一に、通常の一般常識を 問う筆記試験だけでは、応募してくる学生の「人となり」をつかみ切れないということが 「そもそも論」としてあります。そして、二つ目の理由として、これが一番大きな理由ですが、 面接対策のマニュアル本が過剰流通していることから、パターン化した受け答えをする 学生が増え、面接でもなかなか人物をつかみ切れなくなっていることがあげられます。 その結果、小手先の準備だけでは対応できない、その人の本当の人間としての力量や 人間性があらわになる「論・作文」の価値が再認識されてきているのです。恐らく、 「論・作文」を採用場面で導入する企業は、今後も増大することは間違いないでしょう。 従って、皆さんも、いつでも「論・作文」に対応できるように、基本的な学習を しておくことが得策でしょう。

「作文」と「小論文」では、前者が 事実に基づいて「起承転結」の筋がきちんとできていることが重要であるのに対し、 後者は論点を明確にして、むしろ最初に主張すべきことを述べた後、その理由と根拠を 示すという論理的説得性が重要になるという違いはありますが、企業の採用担当者の 「作文」と「小論文」について評価ポイントは、概ね共通していて次の七つにまとめる ことができます。

①「豊かな人間性を感じさせるものか」

②「前向きでプラス思考の考え方が貫かれているか」

③「発想が受け売りではなく独自のものか」

④「事実に基づいた明快な論理構成になっているか」

⑤「与えられた時間内に完結した文章を作り上げる力があるか」

⑥「与えられたテーマを正しく理解しているか」

⑦「適切な言葉や表現方法が使用されているか」

の七つがポイントにな ります。テーマとしては、「作文」では自己PRや志望動機、「小論文」では、その 時々の時事ネタや抽象的なテーマが比較的多いです。自ら、テーマを設定して、時間 も区切って書く練習をするのもよいでしょう。とにかく、日頃から書くことに慣れて おくことが大切です。

今回のコラムにご意見・ご感想をお寄せください。ではまた。

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著者プロフィール
人間力経営総合研究所 所長 二瓶正之
二瓶正之(にへい まさゆき)
1953年生まれ。新潟県出身。明治大学大学院経営学研究科博士課程修了後、短大講師を経て、日本能率協会でエネルギー 関連企業の組織診断調査とコンサルティングに携わった後、研修プログラム開発と雑誌『人材教育』創刊に関わる。その後、 ㈱日経リサーチに転じ、組織診断調査およびコンサルティングに従事。1997年に大手アミューズメント企業にスカウトされ、 能力開発担当マネジャー・営業部長代行・採用担当マネジャー・関連会社教育事業部長を歴任した後、 2007年㈱新東通信のシンクタンク部門として人間力経営総合研究所が設立されると共に、所長に就任。 著書に『経営戦略の実現と戦略マインドの醸成』(日本能率協会)、『経営行動科学辞典』(創成社)、『賢者180名命の言葉』(徳間書店)がある。
人間力経営総合研究所
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