トップページ > コラム「成功就活2010」第9回
キャリアデザインとは
今回はキャリアデザインについて 取り上げたいと思います。キャリアとは客観的な職業生活全体を意味するとともに、 その主観的な構想・イメージを意味する言葉です。そのキャリアを主体的・自律的に デザインして、納得のいくキャリア(職業生活)を実現したいという考え方が、 最近、広く受け入れられ始めています。その理由は、終身雇用・年功序列という日本型の 雇用システムが機能しなくなり、企業任せのキャリア開発が事実上、期待できなくなったことによります。
かつては多くの企業が右肩上がりの 成長を背景に、キャリアディベロップメント(略してCDP)と呼ばれた計画的なキャリア開発が おこなわれ、そこには、企業が個人のキャリア形成に責任を持つという発想が当たり前のように 存在していました。しかし、大企業といえども安定した成長軌道を続けることが困難な厳しい 経営環境の時代となり、リストラやM&Aなど日常の出来事となりました。
その結果、企業が 個人のキャリア形成に責任を持てない時代となり、個人が自らのキャリア形成に 責任を持つ時代となったのです。このキャリアデザインの考え方に関連して よく使われる言葉に「エンプロイアビリティ」という言葉があります。「個 人の市場価値」を意味する言葉です。いついかなる状況にあっても、つまり 、会社がいかなる状況になっても、いつでも他社に雇用してもらえる普遍的な スキル・能力を身につけておくことの重要性を示す言葉です。
このようなキャリアデザインやエ ンプロイアビリティという視点から、就職活動を考えることも大いに価値があります。つまり、目前の企業選 びという短期的なスタンスではなく、自身の生涯にわたる職業生活をどうしたいと考え、どのように 生きたいと思うのか、そのような長期的なスタンスに立って就職活動を捉えると、キャリアのデ ザインの仕方によっては、むしろ、中小企業で早期に幅広い職務経験を積んでステップアップを 、あるいは起業を目指すという選択もあって良いと思います。
とにかく、どの 会社という選択の前に、どのような職業人生を送りたいのかを考えてみることもと ても大切です。自らの長期的なキャリアをどうデザインするのかという視点も是 非、就活の中に取り入れてみてください。
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