トップページ > コラム「成功転職2010」第10回
不況に強い企業とは
今回は「不況に強い企業」選びのポイントに ついて取り上げたいと思います。今、テレビや新聞等のマスコミでは「100年に一度の経済不況」と いう表現が頻繁に使われ、その言葉通り、多くの有名企業が業績悪化に苦しんでいます。日本の 製造業の代表格とも言われたトヨタですら、戦後発の営業赤字を記録しました。その他にも、 名だたる大企業が厳しい経営環境にあえいでいます。しかし、その一方で同じ自動車業界のス ズキのように安定した成長を続ける企業もあります。業種はまるで異なりますが、日本最大の 店舗数を誇るパチンコチェーンのダイナムもこの3月末の決算で創業以来の最高益の経常32 0億円を計上する予定となっています。
このように、同じ厳しい経済状況の中にあっても、着実に 安定した業績を上げ続ける企業があります。転職先の企業を考える時、やはり誰もが景気に左右されな い強い企業を選ぼうとするのは当然のことと思います。『日経ビジネス』や『日本経済新聞』の内容分析 を行ってみると、いわゆるリーマンショック以降も、安定成長を続ける企業には、いくつかの共通点 が見出されました。
第一に、「トップが勉強好きで、あらゆることから絶えず学び続けている」企業が成長を 続けています。このようなトップの姿勢は当然のごとく全社に影響を及ぼし、幹部社員から末端に至るまで会社 全体が「学習する組織」として機能し、新しい情報への反応とその取り込みがスピーディーになされ、絶えず新 しいアイデアが生まれる風土ができあがっています。
第二に、「人材獲得と人材育成に対して、一貫して積極的な取り組みを続けている」企業が成長を続けています。 その時々の業績と連動させながら、近視眼的に人材獲得や人材育成を考えるのではなく、一貫して優れた人材を獲得し続け、 人材育成にも切れ目なく継続的に投資を行う企業は、企業文化や創業の精神が連綿と継承・共有化され、優れたチームワークを発揮しています。
第三に、「過去の成功体験にとらわれず、常に現状否定を続けている」企業が成長を続けています。 「失敗は成功の母」と言われますが、実は「成功は失敗の母」も真実で、過去の成功体験にとらわれることなく、 絶えず現状否定を続ける企業は発想が柔軟で、環境の変化にもスムーズに対応できています。
以上の三点は景気に左右されず成長を続ける 企業の共通項としてあげられます。是非、企業選びの参考にしていただけたらと思います。
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