しくじらないための就活

面接での志望動機の回答について考えてみました

高田 晃一2019年04月23日07時30分

志望動機は、どれだけその会社に入社したいのか、という「熱意」を測ります。他の会社ではなく、「なぜ当社で働きたいのか?」という質問にしっかりと答えましょう。

よって、ホームページの会社紹介の内容は最低限知っておくべきです。

あなたの意欲を測る質問は、「本当に入社したいなら、○○も知っていますよね」という仮説からなっています。

質問から「熱意」が感じられたら次の質問を繰り返し「それに適った能力を持っているのか」という検証を始めていきます。

これは最初の難関と思ってください。

考えつづけていくと「なぜ、同業他社ではなく当社なのか?」に答えていくと明確な理由がでてきます。

志望動機を深く探る質問として「やりたいことは他社でもできると思いますが・・」とか「いまやりたいことはアルバイトでも実現可能ではないですか?」があります。

これは他社ではできない部分、正社員でないとできない部分、当社でなければできない部分を盛り込んで回答しましょう。

この志望動機の回答が就活の質問の中で一番難しい。

なぜ、他社でなく当社なのか?

これに答えなくてはいけません。

他社との違いを明確に説明しなくてはいけません。

面接官をしていると、9割以上の就活生は、この質問への回答が上手にできていない。

よって、バッサリ落とすことができるのですね。

逆に内定を獲得する方の志望動機は下の4点が、できています。

① 仕事の価値観を持っている。
② やりたい仕事を持っている。
③ やりたい仕事ができる能力を持っている。
④ 企業研究をしっかりと実施している。

自分のやりたい仕事を「なぜやりたいのか」から説明でき、その仕事をやる能力を持っていますと証明でき、
その仕事が出来るのは、御社しかありません、と明確に言えていることです。

しかしここで注意しなければいけないのは、企業は就活生のやりたい事を叶えるためにあるのではない、ということです。

就活生が「こんな仕事をしたい」と力説しても、配属は企業が決めます。

望みどおりの仕事に就けるとは限りません。

志望動機への質問の中で、本人が「国内の物流をやりたい」という希望があれば、「海外での勤務はできますか?」「物流ではなく、営業はできますか?」と確認しています。

あえて違う仕事ができるか、訊いています。

企業は、従業員の能力が最大限に発揮され、利益をもたらす部署に配属を考えます。

ここのところも気をつけましょう。