しくじらないための就活

みずほらしくない人とはどんな人か

高田 晃一2018年10月02日10時00分

8月24日付の朝日新聞デジタルの記事より。

みずほフィナンシャルグループの坂井社長が2019年卒の新卒採用において「みずほらしくない人、採れた」と発言されました。

これはとても重要な発言です。

なぜなら、志望する企業から確実に内定を獲得するための重要な要素が、豊富に含まれているためです。

どういうことか?

例えば、みずほフィナンシャルグループではなく、三井住友銀行を志望しているとしましょう。

このとき、就活生であるあなたは、三井住友銀行っぽい人であれば、三井住友銀行から簡単に内定を獲得できるのです。

よって、就活生であるあなたは、三井住友銀行っぽい人はどんな人なのか?ということをOB訪問や支店訪問で解析します。

解析して抽出された三井住友銀行の性格が、あなたの性格に合致していれば、簡単に内定を獲得できます。

さらには、入行後も楽しく働けるのです。

ときどき、「この人、優秀なのにどうして内定が獲れないのだろう?」と、思わせる人が、結構たくさんな数で私に相談に来ます。

その原因のひとつがこれなのです。

面接官が就活生であるあなたを見たとき、「ウチの社風に合わない人だ」と判断しているためです。

どんなに優秀でも「社風に合わない」と判断されれば、落ちてしまうのです。

よって、就活生であるあなたは、志望している企業の性格(社風)はどんな感じか?その社風は私の性格に合致するのか?合致していなければ逆に私の性格に合致する会社はどこなのか?という判断基準で企業研究をしてみると、あなたが永く楽しく働ける会社に出会えます。

それで話題を朝日新聞デジタルの記事に戻します。

「みずほらしくない人、採れた」という感じで、有名企業が自社の社風とは違った性格の就活生を意図的に採用する年がときどきあります。

この場合の多くは「1000億円規模の新しい事業を作りたい」そして「この新事業を思い付くことができて且つ実行できる就活生を採用したい」と考えていることがほとんどです。

よって、ゼロからイチを作り出す力、つまりは創造力と実行力を持った就活生を積極的に採用していることが多いのです。

エントリーシートの過去問から見てもわかります。

・「ドコモはまだまだつまらない」あなたならどうオモシロくしますか。またあなたはどう貢献しますか。(NTTドコモ)
・あなた自身をオリジナルの四字熟語で表現し、自己PRしてください(全日本空輸)

よって、こういったお題に出くわしたときは、「今までのやり方では通用しない」と判断し、創造力と実行力をアピールする対策を練って実行する必要があります。
 
 
 
 
 
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