しくじらないための就活

新卒採用の担当者は、どんな人が良いのか

高田 晃一2018年10月23日10時00分

9月29日付のForbesJAPANの記事「会社が採用候補者に求める3つのもの」より。

新卒採用において最初に行うことで且つ最も重要なことは、企業側の採用担当者の人選です。

適切でない人が担当になった場合、経費が浪費される、応募者が一桁など、という最悪なことが続々と起こりかねません。

適切な人を選ばなくてはいけません。

それではどんな人を選べば良いのか?

ForbesJAPANの記事にも3点述べられており、そのとおりなのですが、100社以上の新卒採用をコンサルティングしてきている私からの目線を今回は述べます。

採用担当者の人選において、まず社長に訊きます。

「学生が入社後、どんな社員になって欲しいのですか?」

どんな社員になって欲しいのか。この人物像に適っている社員を採用担当者に据えるのです。

企業の多くは、文系は営業職、理系は技術職を求めています。

それでしたら、あなたの会社の最も売上げの数字を上げている営業マンやエース技術者を新卒採用の担当者に据えるのです。

売上げを出している営業マンは往々にして、自分自身が売上げを上げられている理由がわかっています。

ここで挙げられた理由がすでにできている(もしくは、育成すればできる)就活生を採用すれば良いのです。

これは某スマホキャリア会社や某超大手食品会社でも言われています。

「トップ営業マンはトップ営業マンだけしか育てられない」

ここで問題なるのは採用担当者に据えたトップ営業マンの就活生からの印象です。

採用担当者は「自社の文化を背負っているのだ」という自負を持たないといけません。

自負を背負っていると、外見の印象がポジティブなものになります。

姿勢が良くなり、声が大きく、積極的に就活生に声をかけて、就活生に合わせた言葉の使い方をします。

そして就活生は印象が良くなった採用担当者を見て「この人と一緒に働きたい」と強く思って、あなたの会社に応募をするのです。

これが積み重なって、応募者が前年より圧倒的に増えて、その応募者もあなたの会社の求めている人物像に適った就活生ばかり、ということが起きます。

ここからも新卒採用の担当者の人選は慎重に行うものなのです。

これを読んでいる就活生も、志望する会社の採用担当者をよ~く見極めることが重要です。

採用担当者は「自社の文化を背負っているのだ」という自負があります。

よって、合同企業説明会のような就活イベントや会社説明会での採用担当者の振る舞いを厳しくチェックします。

この振る舞いの一挙一動がその会社の文化を体現しています。

ですので、就活生であるあなたは、その一挙一動に対する印象から会社を判断すればOKです。

ここから就活生は、かなり厳しい目線で採用担当者としてのあなたを見ますよ。

ここのところは十分に意識しましょう。