しくじらないための就活

自己分析で結局、何がわかれば良いのか?

高田 晃一2018年12月18日08時00分

前回に続いて自己分析の話しです。

自己分析は本当にクセモノでして、哲学科の大学院生のように深みに嵌まって悩みこんでしまっている就活生を毎年多く見ます。

自己分析は結局、何がわかれば良いのでしょうか?

それは大きく2つあるのですが、今回はその1つである「自分の強み」について述べていきます。

「自分の強み」についての定義は「私は~~力(~~性)があります」とか「私は~~ができます」といったことです。

これをきちんと書けるようにしましょう、ということです。

しかし、多くの就活生はこれが書けない!

なぜか?

「自分には強みがない」と思っているためです。

しかしここで私が強調したいのは、人間誰しも何かしらの強みは絶対にある、ということです。

強みがなければ、もうすでにあなたは死んでいるはずです。

その強みを以てしてあなたは今まで生きてこられたのです。

その今まで生きてこられたご自身の強みを紙の上に書けるようにしましょう、ということです。

誰しもが持っている強みをどうして紙の上で書けないのか?

それは2つの理由があります。

1つめはボキャブラリーの欠如です。

これは簡単です。

この文章を読んでいるあなたの頭の中にある「強み」についてのボキャブラリーが圧倒的に少ない、ということです。

これの解決策は簡単でして、私がオススメする1冊の本を読めばOKです。

その本とは、トム・ラス著で日本経済新聞出版社刊の「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう新版ストレングス・ファインダー2.0」です。

この本には34個の強みについての単語が紹介されており、それぞれについての解説が詳しくされています。

よって、この文章を読んでいる皆様は、ご自身の今までの人生を振り返りながらこの本を読んで、強みについてのボキャブラリーを増強させながら、「私の強みはこれ」とご自身の強みを見つけることもできます。

良い本ですので、是非読みましょう。

2つめの理由は「他人と比較している」ということです。

暫定的に強みを見つけたとしても「この強みは○○さんに比べてたいしたことがない」と思ってしまうことです。

これは全く意味がありません。

なぜなら、その比較対象を○○さんではなく、地球全体に広げましょう。

地球上では約70億も人間がいます。

約70億も人間がいれば、どんな分野でも上には上が絶対に居ます。

私も188社落ちたことを就活コンサルタントとしての売りにしていますが、京都産業大学卒業で210社落ちた人を知っています。

上には上が居るのです。

これは仕方がないことです。

よって、他人と比較するのは止めて、ご自身の中で「これが私の強みだ」と断定しましょう。

断定すれば、言葉に強さが出てきます。

その強さから表出されるインパクトによって、内定を獲得することができます。

就活は断定したもの勝ち、言ったもの勝ちなのです。

よって、他人と比較せず、ご自身の中でのTOP1の強みを挙げて、これを言い切ってしまいましょう。

以上、2つの理由を挙げましたが、これらを基にして、ご自身の強みを紙の上で書けるようにしましょう。



<参考本>
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう新版ストレングス・ファインダー2.0(日本経済新聞出版社)トム・ラス著
https://www.amazon.co.jp/dp/4532321433

(注意)この参考本を買うときは絶対に新品で買ってください。この本にはストレングス・ファインダー2.0というご自身の強みを見つけてくれる(34個の強みのうち、あなたの強みはこれだよ、と教えていただける)WEBサービスが付録としてあります。そのWEBサービスを受けるための個別のパスワードが本に書かれています。よって、中古でこの本を買いますと、そのパスワードが使われた後ですので、WEBサービスが使えません。絶対に新品でこの本を買って、まっさらなパスワードでWEBサービスを受けましょう。