しくじらないための就活

自己分析はどれくらいの深さまでやれば良いのか?

高田 晃一2018年12月11日08時00分

先日、学部3年生の方に自己分析についてのアドバイスをしました。

いろいろなやり方をお伝えしたのですが、ここで疑問が発生します。

「自己分析はどれくらいまでやれば良いのか?」という疑問です。

自己分析はやりすぎると哲学科の大学院生みたいに深みに嵌まって悩みこんでしまいますし、やりなさすぎるとエントリーシートですらもまともに書けません。

さて、自己分析はどれくらいまでやれば良いでしょうのか?

その回答として私は、アドバイスをした学部3年生に対して「アナウンサーの試験を受けなさい」と言いました。

この記事を書いている今(2018年12月6日)、東京と大阪、名古屋にあるいくつかのテレビ局で2020年卒向け採用のアナウンサーのエントリーシートの受付が行われています。

これに応募するのです。

インターンシップではなく、本選考のエントリーシートを作成するのです。

これによって、本選考独特の雰囲気を体感できますし、本選考のエントリーシートへ臨むのですから、当事者意識が出てきます。

その意識を以てエントリーシートを作成するのです。

当事者意識を以てエントリーシートを作るのですから、どれくらいの深さまで自己分析をすれば良いのか、ということが体感的にわかります。

さらに提出したアナウンサー試験のエントリーシート選考が合格すれば、「自己分析は十分なレベルに達した」ことになり、その時点でもう自己分析は行わなくても良い、ということになります。

多くの私の同業者(就活を支援している方々)は「自己分析→企業研究→本選考」という流れで教えています。

しかし私は「本選考→企業研究→自己分析」という順番をオススメしています。

これは本選考を受けることによって、自己分析や企業研究をどれくらいまでやれば良いのか、ということが体感的にわかるためです。

これまで文章で滔々と述べてきましたが、やはり就活生であるあなたは納得しづらいところがあるはずです。

ですので、ご自身で1日でも早く本選考を体感して、そこで得た感覚をご自身の就活に応用させるのです。

体感した方が絶対に早い、ということです。

よって、この文章を読まれている就活生の皆様は、志望の如何問わずにアナウンサーの試験を受けましょう。

アナウンサーの試験を受けることをオススメしていますが、地理的な条件や日程的な理由で受けられない方も居られますね。

その方はエントリーシートの過去問を解きまくりましょう。

過去のエントリーシートのお題を解くことによっても、どれくらいまで自己分析や企業研究をすればいいのか、ということが十分にわかりますよ。



<参考WEBサイト>
エントリーシート過去問データベース
http://brilliantway.biz/