しくじらないための就活

面接官が食いついてくる話題

高田 晃一2019年06月04日07時30分

「学生時代に何を頑張りましたか?」という質問をされることがよくあります。

これで面接官は、ひとつのことに打ち込める人間であるかどうか、ということを確かめているのです。

大学に行くのですから、何か打ち込んでいたものがないと何のために大学に行ったのか分からないですよね。

さらには今はもう、誰でも大学に行ける時代です。

よって、余計に大学に行く意味が薄れてしまっているのが、現実です。

大学在学時はひとつでいいので、「これをやりました!」ということをやっておくべきですね。

勉強に打ち込むのもいいし、スポーツに打ち込むのもいい。

サークルでもアルバイトでも、ボランティアでも何でもOKなのです。

打ち込めるものであれば何でもいいのですが、趣味とは異なりますので、その点は勘違いしないでください。

例えばサークルであれば、体育会系のサークルでもいいし、文化会系のサークルもいいと十分にOKです。

ちなみに私は、バンド系サークルに所属していました。

「サークルで厳しい先輩とコミュニケーションが取れるようになり、最終的には主将になってリーダーシップを発揮しました」などは良い例です。

どんなジャンルが有利とかは全くありません。

ですので、とにかく打ち込むということが必要です。

そうして打ち込んで頑張ってきたものは、結果として特技になるかもしれないし、資格として取得できるかもしれません。

私がこれまでに教えたある学生は、総合商社での面接のときに「学生時代に何を頑張りましたか?」と訊かれました。

その学生は、試験を受けた企業のインターンを行っている最中に、企業研究に関する学外サークルを立ち上げていました。

そこでその話をしたところ、「どうして?もっと聞かせて!」と面接官が食いつかれまして、そのままあっさりと内定を獲得されました。

あなたが話をしているときというのは、日ごろの活動や行動、考え方が現れます。

学生時代の話しひとつで、何か一つのことに打ち込める人間なのかが分かりますし、今までの経験や自信というバックボーンがあれば、自分の強みに十分になりますよ。