合説どっとこむ編集長コラム「就職力は面接力」

一緒に働きたい!と思われる人になる

兵頭 秀一2016年06月07日13時55分

人が人を対話で評価する「面接」というものはどこまでもアナログな評価手法だ。

どれほど採用基準を突き詰めても、どれほど面接官トレーニングを積んでも客観性100%の科学的評価は不可能だ。人間である面接官の感情は面接における評価に少なからず影響を及ぼすのである。

面接官が単純に「この応募者と一緒に仕事したい」と思うか、は面接対策の考えにおいて非常に重要である。

さて、あなたは次の7つについていくつ「一緒に働きたい人」に該当するだろうか。

1. 人は誰でも「安心ベースの人」と一緒に働きたい。「不安ベースの人」とは働きたくない。
2. 人は誰でも「信頼ベースの人」と一緒に働きたい。「不信ベースの人」とは働きたくない。
3. 人は誰でも「リスクを取れる人」と一緒に働きたい。「リスクを取らない人」とは働きたくない。
4. 人は誰でも「志ある人」と一緒に働きたい。「志のない人」とは働きたくない。
5. 人は誰でも「利他的な人」と一緒に働きたい。「利己主義の人」とは働きたくない。
6. 人は誰でも「自己犠牲を払える人」と一緒に働きたい。「自己犠牲を払わない人」とは働きたくない。
7. 人は誰でも「ずるくない人」と働きたい。「ずるい人」とは働きたくない。

これらはいずれも能力の問題でも性格の問題でもない。生き方における価値観や心がけの問題だ。

人は性格はなかなか変えられない。しかし価値観は変えることができる。したがって心がけ次第で誰でも「一緒に働きたい!と思われる人」になれるのである。