はじめての採用活動

合同企業説明会から3名の採用を決めた話

高田 晃一2019年10月31日15時00分

合同企業説明会で自社の説明をしてはいけません。

WEBやパンフレットに書かれているためです。

これを読めば済むので、採用担当者であるあなたは再度、説明をする必要がありません。

それでは、何を説明すれば良いのか?ここで気付かなければならないのは、合同企業説明会だからといって、企業の説明をしなければならない、という規則は一切ありません。

ある意味、壺や印鑑を売るセールスをしなければ「何でも有り」であることに気付きましょう。

このことに気付いて、合同企業説明会に1回出展しただけで3人の新卒採用を成功させた横浜市にある会社のエピソードを述べます。

この会社は大きな志を持っているのですが、規模は超ウルトラハイパー弱小零細のベンチャー企業です。

しかし、売り上げが順調に増えているため、若い人特に新卒を入社させたい、と考えました。

新卒と会うためには合同企業説明会だ、ということで私に「どうすれば合説から採用に結びつけられるのか?」と相談が来ました。

いろいろな方法があるのですが、直近は合同企業説明会です。

そこから採用を決めてみましょう、ということになりました。

合同企業説明会では一定の面積があるブースが与えられます。

ここで有名企業にも勝てる強いインパクトを就活生に与えたいと、その会社は考えていました。

インパクトを与えられる最も簡単な方法は、同業他社が行っていることの真逆のことをするのです。

おじさんばかりでしたら、若い人を出す。

男性が多かったら、女性のみにする。

カラーで派手な装飾でしたら、モノクロで地味にしてみる。

以上のような感じです。

その会社が直近で出展する合説は総じて、割合地味で堅いものだということがわかりました。

ということは、若手主体で派手に行けば良いのです。

しかし、その合説はブースのカベやイスに装飾をすることを禁止していました。

何をしたのか?まず、机を外しました。

これでブース全体が広く見えます。

ブースには社長と採用担当がいます。

この2人は結果的に自社の説明は全くしませんでした。

それでは何を話したのか?

セミナーを開催したのです。

「15分で自己PRができる講座」を社長と採用担当の2人で開催したのです。

15分で自己PRができてしまうのですから、こんなに楽なことはないということで、その会社の
ブースに40名以上の就活生が座られました。

ブースに座った就活生の名前と連絡先は全て知っており、対話を通じて仲良くなっているため、この後の自社開催の会社説明会の参加につながりやすくなりました。

その結果、「15分で自己PRができる講座」で3名の採用を決めることができました。

直接にかかった費用は、合同企業説明会の出展料だけです。

工夫とアイデア次第で新卒の採用は、安価で大成功することができます。

そのひとつの実例を示させていただきました。
   
  
 
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