しくじらないための就活

大手有名企業から内定を獲得する就活生は「これ」が結構強いよ

高田 晃一2019年11月12日09時00分

「これ」とは「好奇心」のことです。

好奇心はその人の「やる気」を表します。

入社後の自分が、どれだけのやる気を持って働こうとしているかをアピールします。

好奇心は自分の興味のあることを話します。

しかし当然ですが、入社する会社のジャンルに関することになります。

会社とまったく関係ない話は時間のムダですので止めましょう。

また、注意しなければいけないことがあります。

それは、自分の興味のあることを羅列するだけというのは逆効果です。

多くを挙げるのではなく、ひとつのことについて追求した自分の考えを話すのです。

まず興味があるものをひとつ挙げます。

そして、下のとおり。

・なぜ自分はそのことに興味があるのか(理由)

・そのことの問題点は何か(問題点の定義)

・自分はそれをどうしたいと思っているのか(解決策の提案)

以上、これらをしっかり丁寧に話すのです。

単純に「好き」だけではなく、その問題点から自分なりの解決策を持っていなければ、本当に「好奇心がある」というアピールにはなりません。

面接で「これが好きです」と言う就活生の90%以上は、その好きなことに対して表面的なことしか述べていません。

よって、会社の方々は簡単に落とせます。

本当に好奇心があるならば、「好き」なことへの疑問点も必ず出てくるはずです。

すでに好奇心を失っている人に、会社はその人の成長性を感じることはありません。

荒削りであっても、どんどん自分を伸ばそうとする姿勢のある人を会社は求めているのです。

「会社に関するもので「好奇心」を掻き立てられるもの」と言われて、すぐにそれが頭に浮かばない場合は、そもそも自分が本当にその会社に入りたいのか?という部分を考え直してください。

自分がこれから仕事を行う上で、「好奇心」を掻き立てられる箇所が見当たらない仕事に就いたとして、その仕事を3年以上続けていけるのでしょうか?

私はとても不安になります。

改めてあなたが好奇心を掻き立てられるような会社を探してみましょう。