しくじらないための就活

内定獲得に大きく影響する本物の自信とみせかけの自信の違い

高田 晃一2019年11月19日09時00分

自信があるように見える人でも、実は「見せかけの自信」ということがよくあります。

就職活動で出会う自信満々な学生の大半は、本物の自信とは程遠い見せかけの自信にすぎません。

最初に本物の自信を身につけるポイントを見ていきます。

下の4ポイントの中であなたにあてはまるものがありますか?

(1)認知レベル:自己認知

自分のいいところとだめなところの両方をきちんと理解していますか?

いいとところだけ、や、だめなところだけの理解では、正しい自己認知はできていないと思ってください。誰にでも良い点(強い)とダメな点(弱み)がかならずあるはずです。

両者をきちんと理解しましょう。

他の項目はできていてもここができていない人は多いと思います。

(2)意識レベル:自己肯定

いい点もだめな点も含め、最終的にいまの自分を肯定的にとらえていますか?

自分をポジティブに見ることができない人は、どんなに小さなことでもいいから自分の尺度の中での成功体験をもつことが必要です。

自分で自分を「がんばれた」と思えることが必要です。

(3)行動レベル:自己向上

今の能力に対して(少しでもいいので)大きな目標達成に向けてがんばっていますか?

少しつづ目標を大きくしていくことで自信も大きく強く育っていきます。

(4)成果レベル:自己確信

全力で力を出し切って成果をつかんだことがありますか?

「自分はやればできる」という意識を持てるようになることが大切です。

何かに本気になって失敗やつらい状況を乗り越え、最終的に目標を達成した経験が理想です。

みせかけの自信の人は、例えば「何かから逃げた自分」のことには目をつぶり、自分はできる人間だと「自己確信」に陥っていたりします。

根拠のない自信にすぎなかったり、根拠があっても具体性に欠けていたりします。

このようなみせかけの自信の人に共通してみられる特徴は、「自信がある自分」を守ろうとする意識が強い否定されるとムキになる、極度に落ち込むプライドが高い、以上3点です。

残念ながら、みなさまの中には「君たちはできる」といわれて育ってきた人が多く、「みせかけの自信」の人が多いかもしれません。

一方、本物の自信をそなえている人に共通してみられることは、余裕や落ち着きを感じる、謙虚である、包容力がある、といった感じです。

「有名大手企業から内定を獲得する学生」の特徴に通じるところがありますね。

あなたのまわりにあてはまる人はいませんか?

いずれにしても何かに真剣に取り組み困難な障壁を乗り越えた経験がある人には、本物の自信が備わっています。

自信を持つ根拠がある、ということです。