ビールメーカーのトップマーケッターが語った大手企業から内定を獲得する方法
高田 晃一2019年12月03日09時00分
ビールメーカーのトップマーケッターの方に会いました。
「就職活動のノウハウを教える仕事をしています」と私が言うと、その方は滔々と喋り始めました。
「就職活動って、言ってしまえば営業だよね。自分と言う商品を企業に売る、営業活動だよね」
「そうすると、就職活動はマーケティングの3Mが非常に役に立つよね」
確かにそのとおりです。
改めて、マーケティングの3Mとは、下のとおりです。
Message メッセージ
Market マーケット
Media メディア
正しいメッセージを正しいマーケットに正しく伝えることができれば、絶対に就職活動は成功します。
まずは、メッセージを考えて見ましょう。
就活生であるあなたはエントリーシートや面接のとき、どのようなメッセージを発していますか?発しようとしていますか?
さらに就活生であるあなたは、企業の人事担当者が考えている下の考えに答えることができますか?
「なぜ、私は他のいろいろな候補者がいる中で、あなたを選ばないといけないのですか?」
この答えに明確な答えを出せる人は、エントリーシートから面接のときまで、一貫したメッセージを発することができます
メッセージを考えながら、次にマーケットを考えましょう。
マーケットとはこの場合、あなたが受けようとしている会社のことです。
あなたが受けようとしている会社について、あなたはどれだけ知っていますか?
顧客のことを知れば知るほど、彼らに伝えるべきメッセージが明確になります。
それと同じく、あなたが受けようとしている会社のことを知れば知るほど、あなたは「何を言うべきか」が明確になってきます。
あなたが受けようとしている会社について、徹底的に調べましょう。
企業研究については、弊社の企業研究講座や拙著「これだけ!内定」にて、その方法が解説されています。
会社の課題とその解決策を仮説でもOKですので、「私はこういう風に考えています」という考えを理論的に伝えられるようにしましょう。
「あなたが入ることによって、その会社にどんな利益があるのか?」を、会社の方に対して、徹底的にわかりやすく正確に伝えられるのか、に懸かっているのです。
この考え方を体得すると、競争倍率が1000倍を超える企業でも内定を獲得できる確率が、指数関数的に上がりますよ。