しくじらないための就活

企業が求めている人物像に変化が出てきているよ

高田 晃一2019年12月24日09時00分

採用活動をコンサルティングしているため、多種多様な企業を訪問して話を聞きまくっています。

その中で現在の売り手市場の影響から、企業が学生に求めている人物像が大きくふたつに分かれている感じがします。

そのふたつとは何か?

スペシャリスト志向とゼネラリスト志向です。

スペシャリスト志向の企業では、入社からずっと1つの部署で仕事をする傾向があります。

ゼネラリスト志向の企業では、ジョブローテーションという数年おきに社員が無関係な部署を異動する制度があります。

もしこのふたつあなたの求めているものと違うと、入社してから感じるギャップが非常に大きくなってしまいます。

あなたは特定の分野でのスペシャリストになりたいのに、ゼネラリスト志向の会社に入ってしまうと、さまざまな無関係な部署に異動させられてしまいます。

よって、あなたのスペシャリストになりたいという夢は、絶対に叶いません。

あなたは自分の能力でどんどん出世していきたいのに、会社が年功序列だと、自分より能力の低い年上の上司の言うことを聞かなければいけません。

これを知らずに入社してしまうのはあなたにとっても会社にとっても不幸です。

入社前と入社後でのギャップを減らすためにも、必ずこの2点は絶対に調べた方が良いです。

また、会社の求めている人材を考えるときは会社から得られた情報だけでなく、あなた自身もどういう人材だったらこの会社が欲しいと思うだろうか考えてみるのも良いです。

「この会社のビジネスにはどういう強みを持った人が活躍するだろうか?」

「この会社の社員さんたちは客観的にどういう強みを持っているか?」

「この会社の社員さんたちはどういう部下が欲しいと思っているだろうか?」

このように、どういう強みが会社の事業にどのように貢献できるかを考えて下さい。

会社がどのような人材を求めているのかを具体的にイメージすることができれば、あなたがエントリーシートや面接でアピールすべき自分の強みも自然とわかってくるはずです。