男子就活生も就職四季報女子版を絶対に読むべき2つの理由
高田 晃一2020年01月14日08時30分
就活生の子供を持つ親御さんから相談が来ました。
この親御さんが心配しているのは、離職率です。
入社してもすぐに辞めてしまうような会社であろうか、と心配になっていました。
この心配は解決したのですが、今回のコラムでは離職率を見極める方法を述べていきます。
東洋経済新報社が出版している「就職四季報」という書籍があります。
新卒採用を行っている企業についての情報が網羅されていて、とても便利です。
私は特に男子就活生も就職四季報「女子版」を刮目して読むことをオススメします。
なぜか?
2つの理由があります。
ひとつめは女性に優しい企業が簡単にわかることです。
女子版には「くるみんマーク」や産休や育休の制度が詳しく掲載されています。
これらより、その会社の女性に対する優しさが分かるのです。
多くの場合、女性に優しい会社は男性にも優しい傾向があります。
そこから福利厚生が整った社員に優しい会社かどうかが見極められるのです。
ふたつめは、ひとつめの逆です。
女性に優しい、しかし男性に厳しい会社がわかってしまうためです。
例として、私が新卒で入社した某電機メーカーを挙げます。
この会社は、女子版を見ますと、女性社員の平均勤続年数が約20年と非常に長い。
しかし、総合版を見ますと、平均勤続年数は約11年です。
総合版は男性社員も含まれます。
よって、女性社員の平均勤続年数が約20年で、男性を含めた社員全体の平均勤続年数が約11年。
ということは、男性社員が平均勤続年数の数値を大きく下げていることがわかります。
社員として在籍した男性の私の実体験でも、この某電機メーカーは女性社員には無茶苦茶甘く、男性に無茶苦茶厳しかった。
厳しすぎるあまり、私は7年で退職してしまいました。
こういうこともわかるのです。
よって、女子版と総合版で平均勤続年数の数字が大きく違う場合、それは男性に厳しい会社なのか、それとも女性に厳しい会社なのかが、かなり正確にわかります。
これを知ることによって、仕事の厳しさによる早期退職のリスクを防ぐこともできます。
この記事を読んでいる男子就活生の方は是非、就職四季報の女子版も是非、読みましょう。
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