合説どっとこむ編集長コラム「就職力は面接力」

決断力は仕事力

兵頭 秀一2020年03月29日17時06分

2007年の夏。当時41歳だった私は意気投合した若きエンジニア数名と合同企業説明会情報に特化した就職サイトの開発を始めました。

オフィスは台東区にあった私のマンションの一室を使うことを決めました。オフィスのレイアウトと家具を決めました。仕事をする時間と曜日を決めました。サイト名は合説どっとこむに決めました。サイトの構成を皆で話し合って決めました。仕事の役割分担を決めました。

サイトは完成し、運営会社を作ることに決めました。社名をちかなりに決めました。代表取締役を決めました。取締役の人数を決めました。株式会社は前に置くいわゆる前株に決めました。資本金は(当時)100万円に決めました。メンバーの出資比率をみんなで話し合って決めました。口座を作る銀行はM銀行に決めました。顧問税理士を決めました。会社とサイトの成長戦略を決めました・・・・

このように仕事とは決定の連続であります。

「志望業界が決められない」「第一志望が決められない」と言う就活生は珍しくありません。でも気をつけなければいけません。「決断できません」という就活生の言葉は面接官には「仕事できません」と聞こえるのです。

決断の方法をお教えしましょう。次の2つのことをドライに心の中で処理するだけです。

1.選んだ方に含まれるデメリットを受け入れる覚悟をし、
2.選ばなかった方に含まれるメリットに決別する。

この原稿を書いていて、のどが渇いてきました。

さて、さわやかなのど越しのお茶にしましょうか。
それとも少し刺激を求めてコーヒーにしましょうか。