合説どっとこむ編集長コラム「就職力は面接力」

自称と実践から始まるプロへの道

兵頭 秀一2020年04月04日15時56分

ホリエモンこと堀江貴文さんは2015年に「鮨屋に修業は不要」発言で、大きなハレーションをまき起こしました。

その是非はともかく「責任を伴う戦いの舞台に立つことを恐れて練習ばかりしてもそれは遠回りでしかないこともあるよ」というメッセージと理解すれば非常に共感できる話です。

この原稿を書いている2020年4月4日から新番組として当社がスポンサーの「鈴木温子のがんばれバドミントン!」がスタートしました。https://youtu.be/KGk1e_YBz54  2019年の4月から今年の3月まで、全国のコミュニティFMで毎月第一土曜日に放送された就活応援番組「天職への道」https://www.gosetsu.com/radio の後継番組です。

この2つの番組で私は番組プロデューサーを務めています。番組タイトルの考案、企画書の作成、番組の構成まで行いました。「天職への道」ではメインパーソナリティーも務めました。ラジオのパーソナリティーという仕事も番組プロデューサーという仕事も初めてのことでした。それについて誰から教わったわけでもなく師匠などはいません。

この他、昨年は編集長としてバドミントン雑誌を創刊しました。https://www.amazon.co.jp/dp/B08117P161/ 
雑誌編集の経験も初めてです。師匠もいません。

2013年頃からはプロカメラマンとしての活動もしています。活動領域はバドミントン撮影と履歴書写真撮影です。
https://bcmilan1.wixsite.com/hyodo
https://www.gosetsu.com/seminar/photo

ですが、本業は会社経営者であり就活コンサルタントです。

種明かしをすればラジオの仕事も、雑誌制作の仕事も、カメラの仕事も見切り発車でした。正直に言えば最初は素人レベルでした。当初は冗談交じりで「自称プロカメラマン」と名乗ったりもしていました。でも圧倒的な機会(回数)の実践を通じて早い段階で自信をもって「プロ」と名乗れる仕事ができるようになったと思います。

私の学歴は埼玉県立岩槻高校普通科ー東京経済大学経営学部です。大学の成績はひどいものでしたから経営学部だったことは経営の仕事に実は全くつながっていません。

その職業に直結する学校を出ていないとできない職業は国家資格を必要とする職業くらいのものです。大学や高校の存在意義を否定しかねないデリケートな話ですのでなかなか誰も声を大にしては言えない真実です。学部、経験不問の求人が圧倒的に多いこともそれを裏付けています。

修行もなしにデビューできた理由は、経営者という立場で予算を取り舞台を作ってしまうことができたからではあります。だから誰でもできることではないことは確かです。

そのことはさておき、プロは実戦経験で作られていくということがほとんどなのです。向いているか否か、とか学生時代の経験とか学部とかにとらわれず、勇気をもって一歩を踏み出してみましょう。戦いの舞台があなたをプロにしてくれるはずです。