しくじらないための就活

あなたの就活に役立つインターンシップとは?

高田 晃一2019年07月23日08時00分

2021年卒向けの夏のインターンシップの募集が一段落つきました。

今、多くの企業は選考をしている、もしくは選考を終えたところです。

改めて夏のインターンシップについて考えますと、規模の大小問わず、実施する企業が増えている実感があります。

採用活動の早期化が現れ始めた、ということです。

欧米に比べ日本は、キャリア教育がかなり遅れているため、大学生になり早期化している就職活動に直面して初めて「私はこれからどういった人生を歩めば良いのだろう」と考え始めます。

正直、遅すぎるのですが、嘆いていても仕方がない。

将来についてほとんど考えていないあなた自身の就活をより良くするためのインターンシップの探し方を解説してみます。

2つのアプローチがあります。

ひとつは業界で選ぶ方法です。

将来についてほとんど考えていない方も「この業界は良いなぁ」と思っている業界がある方も居られます。

その場合、その業界に属する企業のインターンシップを受けまくりましょう。

ここでのポイントは会社の規模です。

大手企業や大規模な企業だけではなく、小規模や新興ベンチャーにも参加してみるのです。

そうすることによって、業界全体のリアルがわかります。

そこで理解したことから、本選考で志望するかどうかを決めればOKです。

もうひとつのアプローチは、インターンシップのプログラムで選ぶ方法です。

令和の現在のインターンシップにおいて、ほとんどの企業は実施プログラムを公開しています。

実施プログラムの内容で選ぶのです。

特にオススメのプログラムは、社長(管理職)の現場同行(鞄持ち)させるものです。

大きな会社ほど当てはまりますが、社会人になりますと、社長のような偉い方に会う機会が意外に少ないのです。

よって、チャンスは学生のうちにしかない、ということで社長(管理職)の現場同行のものをオススメしています。

社長のような偉い方と行動を共にすることによって、経営者目線での社会人とは何なのか?会社とは何なのか?お客様とは何なのか?という思考が身につきます。

新卒の就活においても経営者目線でエントリーシートを書けたり、面接で話せたりすれば、倍率が1000倍以上の大手企業も簡単に内定を獲得することができます。

この経営者の目線や思考を本選考が始まるずっと前のインターンシップで身につければ、その後の就活に大いに役立つことはもちろんのこと、数十年はつづくであろう人生の更なる充実にもつながります。

志望業界を決めていない学生の方は是非、現場同行(もしくは鞄持ち)が含まれているインターンシップに参加してみましょう。