しくじらないための就活

先が見えない世の中で企業はどんな人を求めているのか

高田 晃一2019年10月15日09時00分

この記事を書いているのは2019年10月13日の朝です。

未曾有の台風19号が私の住む東京都を通過した今、この記事を制作しています。

台風の影響もありますが、今の時代を一言で表す言葉のひとつとして「不安」を私は挙げます。

経済不況に端を発した生活への不安。

おぞましい事件の発生にともなう社会に対する不安。

新型インフルエンザなど未知の脅威に対する不安

混迷を深める政局に対する将来への不安。     

先行きがわからないとき人間は不安を感じます。

令和の時代、本当に先行きがどうなるのかがわかりません。

これまで常識・当然といったことが急に崩壊する時代です。

一寸先は闇とも光とも言えます。

これをポジティブに考えると、これまでの固定観念や通念にこだわらなくても良くなった。

自由に物事を考えてよい時代になった、とも言えます。

このような時代環境において、次の社会を担う人材とはどのような人材か?

端的に言うと、「不安に負けずに、前に進もうとする人」です。

状況がどうあれ、主体的に考え、周囲を巻き込み、行動する気概と創造力に富んだ人間。

サイバーエージェントのようなメガベンチャーの創業者に多いタイプです。

今の時代、有名大手企業の役員ですら、重大な意思決定をすることが難しい。

よって、そのベースの意識として絶対に外せないのが、「自分を信じる」ということです。

自分の考え、行動、感じ方・・・・

自分に関するいろいろなことをまずは自分自身が信じられるかどうか?
   
難しい状況を打開するアイディアが日々求められる時代になりました。

個々人の問題意識や経験からアイディアを考え、チームで検討する。

会議で伝える。

そして企画書にまとめ、お客様に伝える。

常に、このアイディアでいいのか?ということが、突き詰められる。

ある時点で確実視されていたアイディアが、周囲の意見や状況の変化によって、流されてしまうこともある。

どのようなビジネスにおいてもこうしたことがあります。
   
このような状況下で力になるのが、強く確固とした自分に対する信頼です。

自信がない人の意見には迫力がありませんし、周囲もついていきません。

そもそもある程度の自信がないと、アイディアを考えることすら、また考えた
アイディアをチーム内で発表することすら覚束ないかもしれません。

本当に自信がある人に共通するのは、自分の非を素直に認められるということと、一見矛盾するように見えますが、謙虚であるということ。

そして、自分はまだまだだ、と思っていることです。

あなたは自分に自信がありますか?

あなたの自信には何か根拠があるのですか?

就職活動での内定獲得という目先のことだけでなく、社会で実際に仕事をしていく際にも問われる心の在りよう、それが自分に対する自信です。

あなたが自信を持てる根拠は何でしょうか?

就活支援をしている私の同業者はここで「自己分析をしましょう」と言います。

しかし、これでは時間がかかりすぎます。

さらには、ドツボに嵌まって哲学科の大学院生みたいに悩みすぎてしまします。

これでは非効率的です。

私が提唱するのは「エントリーシートの過去問」を使って、エントリーシートを書く練習をすることです。

過去問を使って練習をオススメする理由は、自己分析をしながら、エントリーシート選考を突破できる書き方を体得できる、という一石二鳥であることです。

過去問のお題に沿って実際に書いてみる、という作業が脳の中であなたの考えていることが整理され、「私の自身の根拠はこれだ」と見つけることができます。

是非、実践してみましょう。


<参考サイト>
弊社が集めたエントリーシートの過去問をまとめたWEBサイトは、下のURLをご参照ください。
https://www.gosetsu.com/entrysheet/