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「業界研究」は、どうやればいいのですか?

2015年08月24日10時00分

まずは、自らの「興味・関心」から整理してみましょう。
整理を終えたら、幾つかの事柄・項目ごとに「情報集め」です。

ここでは、社会人に一歩近づく、情報集めの仕方をオススメします。

まずは「新聞」。社会人になると、朝に新聞を読むことは、歯磨きをすることと同じ行為です。読み方としては、単純にタイトルぐらいを読む程度で十分です。興味のあるタイトルであれば、それから本文を読み込む。この流れがベストです。新聞の全ページの記事全部を読む必要はありません。

次に「人」と出会うこと。今では、インターンシップやOB・OG訪問が一般的になったので、色んな形で社会人と触れ合う機会が増えました。が、それだけではなく、社会人と学生が交流するイベントからアルバイトに至るまで、「自らと違う立場」の社会人との出会いを持つことで、いろんな価値観に触れることが出来ます。

新聞を読み、人と出会うことで、「立体的な」情報集めをし、色んな業界を知り、触れる。それから、冒頭の「興味・関心」を掛け合わせることで、「業界研究」につながっていくのです。

ジョブメーカー 兼 就活ジャーナリスト、株式会社ザメディアジョン・リージョナル 代表取締役 北尾 洋二
北尾 洋二 きたお ようじ ジョブメーカー 兼 就活ジャーナリスト、株式会社ザメディアジョン・リージョナル 代表取締役
1978年徳島県生まれ。2001年株式会社ザメディアジョンに入社し、タウン情報誌などの出版及びデジタルメディアの企画・編集を担当する。その後、企業の経営サポートや、新卒採用コンサルティングを手がける。その実績は、ベンチャー・中小企業から株式上場企業(東証1部、東証マザーズ、福証Qボード)に至るまで、多岐に渡る。また、行政・NPO法人での講演活動のほか、広告・広報の取材・編集及びアドバイザリー業務なども担当。 2012年3月に株式会社ザメディアジョンを退職し、2012年4月に独立。同年10月「株式会社ザメディアジョン・リージョナル」へ法人改組。学生と企業(採用側)それぞれの就職・採用サポート業務を中心に、就活・キャリア支援に留まらず、『はたらく』を考えることをテーマにした講演やワークショップ、FMラジオ&USTREAM番組(福岡県/知ってる?シューカツ ~『はたらく』を考えるLIVEトーク番組)のパーソナリティなど務める。それらの実績が認められ、2013年10月に中小企業庁「中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業専門家」に認定される。立正大学文学部社会学科卒業。 大分県立芸術文化短期大学 客員研究員。徳山大学経済学部 非常勤講師。この業界では異色の国家資格「第2種電気工事士」の有資格者。 【講演実績】 国土交通省、朝日新聞社、日本経済新聞社、全国信用金庫協会、全国専門学校経営研究会、島根県庁、名古屋市緑区選挙管理委員会、中国新聞社グループ、西中国信用金庫、広島銀行、広島信用金庫、東洋大学甫水会(保護者会)、筑波大学、茨城大学、城西大学、近畿大学、島根大学、広島経済大学、高松大学・高松短期大学、愛媛大学、立命館アジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、大分県竹田商工会議所、山口大学、熊本大学、山口県央ロータリークラブ、山口商工会議所、山口県立下関西高等学校、早鞆高等学校、山口県若者就職支援センター(ジョブカフェ山口:YYジョブサロン) 他多数 【メディア掲載実績】 毎日新聞、日経4946、中国新聞、山口新聞、宇部日報、大分合同新聞、tss・テレビ新広島(知りため!)、TSK・山陰中央テレビ(スーパーニュース)、yab・山口朝日放送(Jチャンやまぐち) 他多数 【監修】 『はたらく』を考えるLIVE手帳(第一資料印刷)

2015年08月24日10時00分

就活における企業の経営効率数値はなによりも人事関連データに焦点を当てます。社員の平均年収や平均年齢などです。その理由は皆さんが行うことは株式投資ではなく就職だからです。

例えば経常利益率が高くても給与が低い、あるいは社員平均年齢が高く出世が遅い、では皆さんの幸せにつながりません。

給与について重要なことは初任給ではなく30歳、40歳といった時に年収がどのくらいあるかの方がはるかに重要です。初任給の企業間格差は小さいのですが、30歳過ぎの年収の企業間格差は大きく、上場企業でもその額は300万円~1500万円くらいの開きがあります。年収が100万円違えば月収は8万円違います。木造築40年のアパート暮らしが新築高級マンションに変わります。

また社員平均年齢研究をしない就活生が多いのですが、この数値とても重要です。みなさんの昇格・昇進の速度にモロに影響するからです。平均年齢30歳の会社は30代の役員がゴロゴロいますが平均年齢45歳の会社は40歳で課長がやっとでしょう。出世欲の価値観はそれぞれでいいと思いますが「ポストが人を育てる」は否定のしようのない事実であります。

次に数値の理解には次の3つを実践します。1.時系列比較(昨年の数値との比較、10年前の数値との比較)、2・他社比較(同業他社との数値比較、異業界他社との数値比較)、3.平均値との比較(たとえばそれらの数値について上場企業平均はどうなのか。

以上のことが一つのサイトでサクっとできるとても素敵なサイトがあります。年収プロというサイトです。(http://www.nenshu.jp/
上場企業に限定されますが人事関連データについて時系列比較、同業他社比較、異業界他社比較、平均値比較が短時間でできます。このサイトを1時間もながめていれば一つの業界について十分な理解ができるでしょう。就活における業界研究には最高のサイトです。

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